看護師さんと私のエピソード

看護師さんと私のエピソード『窓から見た桜』

長い長い入院中の春、抗がん剤で免疫は落ち歩けないほど体力も気力も無くなり以前のように看護師さんたちと冗談言って笑っている自分ではなくなっていました。

 

都会の大学病院、病室のベッドの窓から見えるのは毎日同じビルの風景。
「桜が見たい、、、。毎日部屋のポータブルトイレと外のビルしか見てない。」
親しい看護師さんについに半泣きで弱音を履いてしまいました。
彼女は困ったような優しい笑顔で「そうだよね。。。」と、ただ受け止めてくれました。私の免疫がっていて病棟から出られないのを知っているから。

 

そして、数時間後。車椅子を用意して」現れた彼女。
「病棟の廊下の窓から桜ちょっとだけ見れるところ見つけた!全然きれいじゃないけど、もしかしたらって思って確かめたら見えた!」
通勤の時に通る病院の傍にある小さな公園、1本だけ小さな桜があることを思い出したらしいのです。

 

車椅子を押してもらい複雑な病棟の廊下を曲がり突き当りの窓から見えた誰もいない小さな公園の本当に小さな桜の木。
「ホントだ!きれいじゃないね、、、。
 きれいじゃないけど、、、桜見れたね。
 ほんとに桜見れた、、、ありがとう。
涙が止まらなかった。
それからは少しづつ冗談言って笑える自分に戻ることができたのです。

 

退院して元気になり桜の季節が来るたびにあの看護師さんと窓から見た風景が目に浮か日ます。優秀な病院の先生方、高度な医療、私の命を救ってくれた力は数限りない。でもあの時の看護師さんの思いやりは確実に私に生きる力と希望をくれました。私にとって忘れられない看護師さんとの大事な思い出です。

私の義理の妹が看護師をしている話

私の弟の奥さん、つまり義理の妹は看護師さんです。東京の下町の出身で、看護学校を出て看護師さんになったということです。母1人子一人だったので、看護師さんの仕事をしてお母さんをずっと養っていました。20代後半ぐらいで、病院で医師をしている5才上の弟と出会って、結婚することになりました。

 

結婚してからもずっと看護師さんの仕事を続けて、お母さんに送金していました。数年前にお母さんが亡くなってからも看護師さんの仕事は続けています。最初は病棟の看護師さんで、夜勤などもあって大変だったようですが、このごろはもう体力的に夜勤などは難しくなったので、手術室で働いているそうです。弟夫婦に子供はなく、犬とうさぎを飼って可愛がっています。同じ業界で仕事をしているということで、夫婦の間には戦友のようなつながりがあるそうです。